2018ビール5選
Untappdを使い始めて(ほぼ)1年。ログがたまってきたぞ。
2018年特に美味しかった5銘柄を選び、思い出話と申し訳程度に味の感想を添えました。
好みの前提としてげろ甘党です。バランスより糖分。
- 2018年にはじめて出会ったビール255銘柄からピックアップ。
- 文中のRateはUntappdのグローバル情報(2019.2/5時点)を引用。
- 銘柄情報は下記順。
- 銘柄/タップorボトル
- ブルワリー(国)
- スタイル/Alc度数
- Untappdリンク
Pime Öö PX(Cellar Series)/Bottle
Põhjala Brewery(Estonia)
PedroXimenezSherryBarrelAged ImperialStout/13.9%
Untappd:Pime Öö PX(Cellar Series)
Pime Öö(インペリアルスタウト)をペドロヒメネス樽で6ヶ月熟成。Rateは4.34。
2018ベストを聞かれたら間違いなくこのビール。
バレルエイジ飲むようになってシェリー樽熟成があると知り、もしやペドロヒメネス樽も存在する…?と思ってはいたのです。プヤラがやっとるやん!
ペドロヒメネスはおそらく最も甘いシェリーワイン(自分調べ)。
紹介しているサイトのテイスティング内容がこちら。インペリアルスタウトかな?
レーズンやイチジクやデーツなどのドライフルーツの香りが支配的で、それとともにはちみつやグレープシロップ、ジャムや砂糖漬けのフルーツのアロマと、それと同時にトーストしたコーヒーやダークチョコレート、ココアに甘草の香りがします。
ベースのPime Ööが100点満点。豆の酸味をかわしつつ後味にココアの濃厚な甘み。
樽バフもワインの酸味渋みは皆無、ドライフルーツの甘みだけが乗って糖分乗算どろっどろ。
ちなみに近いシリーズのÖö。こちらはベースがポーター。どれも魅力的な煽り文ですが濃度控えめ香り重視の優等生が多いです。甘党はベースにPime Ööを使っているシリーズから沼に飛び込みましょう。
店でラベルを読んだ瞬間のわたし
Original Texas Pecan Ice Cream /Bottle
Buxton(England) x Omnipollo(Sweden)
Imperial Poter/10%
Untappd:Original Texas Pecan Ice Cream
BuxtonとOmnipolloのコラボ。ラベルのソフトクリーム(ソフトクリーム)が印象的。インペリアルポーターに甘味料(キャラメルソース、バニラビーンズ、ラクトース)をin。Rateは4.23。
ベースに若干コーヒーの酸味、それを塗りつぶす甘味料は注ぐときに粘度を感じるほど。瓶を軽く回す程度では底にあるオリの層が消えないです。
初回は振ったのにオリが残ってしまった…瓶に残る雫舐めたら粉末ココアでした。
余談ですがOmnipolloのボトルはどれもオリがやべえです。エクストリームビール扱ってるボトルショップのマスターが「飲むとき逆さにして振ってね」と手に持ってたIPAわしゃわしゃしてるの見て笑っちゃった。スノードームじゃん。
飲み比べ用に今回のビールを含めた色違いラベル(ソフトクリーム)兄弟を並べておきます。どれも大好きな甘味料をぶち込みました!と言わんばかりの強さ。
- Texas Pecan Ice Cream:キャラメルソース、バニラビーンズ、ラクトース
- RockyRoad Icecream:カカオニブ、マシュマロ、ラクトース
- MapleTruffle Icecream Waffle:メープルシロップ、ココアニブ、カシアシナモン、バニラ、ラクトース
#251 Shio Daifuku Stout (塩大福スタウト) /Tap
Ushitora Brewery(Japan)
Imperial MilkStout/10.3%
Untappd:#251 Shio Daifuku Stout (塩大福スタウト)
新宿タップスタンドさん周年ビールとのこと。小豆と塩、ラクトースを使ったインペリアルスタウト。Rateは3.76。
国内ってベースの強いスタウト見つからないんですよね。コンセプト系の再現率、〇〇スタウト系の素材を生かす方向性は上手ですがよく言うとクリア、悪く言うと水っぽさが前に出ちゃってこれ地がポーターでは?と首をかしげるものが多い…
が、一口飲んで「これ北欧スタウトじゃん…!」という感想。うわー濃い!甘い!裏に色々乗ってるなにこれ!って情報が混濁するやつ。スタウトはこの瞬間が楽しいよね。
後から知ったのですが海外お菓子ビールに対抗したと知り納得。手間はさておき国内でも濃厚スタウト造れるという事実に未来を感じる。
ベースの濃さに小豆の甘みが乗って僕らは知ってる和の風味。都度回して泡立てると泡に塩味が乗り良いアクセント。
…熟成用に保管しているという情報を掴んでおります。見かけた方はご一報ください。
Ganko Oyaji Barley Wine (がんこおやじのバーレイワイン) /Tap
Baird Brewing Company(Japan)
Barleywine/10.8%
Untappd:Ganko Oyaji Barley Wine (がんこおやじのバーレイワイン)
冬季限定バーレイワイン。Rateは3.76。
1杯目は夏の直営タップルームで。甘み深みはあるものの少々物足りず☆4.5を付けていました。が、秋冬に2年熟成のものが流れるとの噂を聞き後日飲んだ2杯目が5選入り。
熟成の糖蜜感がみたらし!AB14以外にもみたらしビールは存在した!
ここ出て欲しいなってバーレイは理想を持ったまま飲む機会を失っていくのですが、1杯目に足りなかった熟成感、甘みが完璧に補完されていて感動しました。
黒くない甘党ラインはカラメル、みたらしの2極で攻めるのが正解だと思っています。カラメルはKasteelが入手難度・味のバランス取れていて最高。まだ見ぬ恒常みたらしビール探しの旅を続けなくては。
Lizard of Koz /Tap
Founders BrewingCompany(US)
ImperialStout/10.5%
Lizard of Koz
ブルーベリー、チョコレート、バニラを使用しバーボン樽で熟成。Rateは3.83。
限定のBackstageSeries。概要はナガノさんの資料より。
Foundersのタップル−ムで提供されるビールのうち最も評判がよくかつ実験的なビールをより多くの人々に楽しんでもらうために750ml瓶で極少量のみリリースする限定シリーズ。
Foundersのビールすべてがそうであるが、このBackstage Seriesはとりわけブリュワー達自身が楽しむために、そしてブリュワー達のビール造りに懸ける情熱を分かち合える熱心なファンのために作られた本当に特別なビールであり、親しみを込めて「The Brewers’ Playground(ブリュワー達の遊び場) 」と呼ばれている。
飲み口の甘ったるさと広がるベリーの酸味、ガムだ!温度が上がると隠れていたベーススタウトの甘み、バーボンバレル由来のバニラな香りがメインに。バニラクッキーだ!
Foundersのバレルエイジはどれ飲んでも正解なんですよね。優等生もエクストリームも狙った味に着地させてるぜって意図を感じる。ビールでお菓子つくれる技術なんなん…?
以上5選でした。10選するには母数が足りんかった…もっと飲まんとね。
2019年は同コンセプトのスタウト飲み比べとか気になる蔵ローラーとかやりたいことたくさんある!
ハイアル沼楽しく泳いでいきましょう。